ホーム > 染野屋の歴史
熟練の職人による手づくり製法と対面式の移動販売にこだわったお豆腐の製造・販売を行っている染野屋は、江戸時代から現在まで続く老舗豆腐店です。こちらでは、150年以上にわたり人々においしさを届けてきた染野屋の歩みをご紹介します。
旧取手宿本陣(染野家住宅)
江戸時代、水戸藩水戸街道の宿場町として栄えた取手の宿・染野家は、街道を行く大名や旗本、役人の宿舎として徳川家に本陣に指定される名主でした。その染野家の娘・染野せんを嫁にもらい、この取手宿本陣近くで豆腐店を始めたのが、初代・香取半次郎です。
時は幕末――1862年(文久二年)のことでした。
肥沃な大地と利根川水系のもと、みずみずしい大豆や豊かな水に恵まれつくりあげられた豆腐は、この土地の名物として本陣にて宿をとる大名たちをたいそう喜ばせたと伝えられています。明治維新後、香取半次郎の一人娘ヤスが染野家の養女として豆腐屋を継いだことから、染野家が代々この秘伝の豆腐づくりを継承していくことになるのです。
昭和20年代(矢印が旧本社)
1932年(昭和7年)、取手市本郷に分家として「染野豆富店」を開業。本家の半次郎商店と平行して経営を行い、ともに順調に成長を続けていきます。そして、「染野豆富店」の開業から70年余りを経た2004年(平成16年)、両店は統合し、現在へとつながる「有限会社染野屋」が誕生したのです。
現在 取手営業所
1862年 | 香取半次郎が徳川本陣・染野家の娘・せんを嫁にもらい、取手市に豆腐屋を開業 |
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1932年 | 4代目・鈴木岩三と5代目・染野新之助により、取手市本郷に分家として「染野豆腐店」を開業 |
2004年 | 有限会社染野屋設立 |
2005年 | 本社所在地を取手市東に移転 |
2006年 | 株式会社染野屋に組織変更。取手営業所設立 |
2007年 | 千葉営業所設立 |
2008年 | さいたま営業所設立 |
2011年 | 本社を東京都中央区京橋に移転 |
2011年 | 足立営業所設立 |
2013年 | 横浜営業所設立 |
2013年 | 静岡工場稼働 |
2013年 | 焼津営業所設立 |